V2ラン、近本光司!

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V2ラン、近本光司!

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○<阪神4-2巨人>◇5日◇東京ドーム
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前川右京が持ち前の粘り強い打撃で、連敗ストップに貢献

■3連敗を阻止。巨人との接戦を制して、ゲーム差をふたたび2に広げた。5月5日の「こどもの日」は、15年から1引き分けをはさんで8連勝だ。岡田監督は、
「昨日の今日なんで、今日は何とか勝たないといけないと思ってたんで、早めの継投になった」
と、必死の継投で勝利をつかんだ。

佐藤輝、岡田政権下初の3番。佐藤輝・3番、前川・5番は前回の対戦も踏まえて、
「前回どっちも打ってないから。いろいろ試してみて。それが機能したからいいやんか。そういうことやろ。おーん。そこで2点入ったわけやから、佐藤、前川で追加点がな」
3回に近本光司が先制4号2ラン。2季ぶりに3番に入った佐藤輝も左前適時打で3点を先行した。また、遊撃は木浪聖也が2試合ぶりにスタメン出場。近本は中堅守備でも、前方の打球に対して地面スレスレのダイビングキャッチを見せるなど、攻守に躍動。

佐藤輝は、第1打席でもいいあたりの左飛。逆方向への打撃を意識し、貴重な一打を放った。
「逆方向を意識していきました」
「佐藤も1打席、2打席ともに反対方向打っていたし。あの1点も大きかった。(普段から)普通に打っていけばヒットは出る」
と、岡田監督。
「今日なんかはボール選んでたし」
だが、7回の打席で見せたセーフティーバントの構えには、
「勝手にやったんや。(サインを)出すか。そんなん」
と、一蹴した。

先発の才木浩人が5回2失点で粘ると、岡留英貴、桐敷拓馬も好投。8回はハビー・ゲラ、9回は岩崎優が3人ずつで抑えた。
「良かったです。きのうはきのう、きょうはきょうなので、やり返すとかは意識しなかったです」
才木は、チームトップの大竹に並ぶ3勝目を挙げた。5回に4本の長短打で2点を返されたが、なお二死一、三塁のピンチは切り抜けた。
「きょうはよかったし、もう少し長いイニングを投げたかった。でも、2点で粘れたのでよかったかな。近本さんや、中野さんに(守りで)助けられた。チームの連敗も止まってよかった」

8回に出た前川右京の適時打も、大きかった。抜群のバットコントロールで大きな1点を加えた。先頭の大山が右翼フェンス直撃の二塁打で出塁し、前川がこの日の4打席目へ。1―2から低めに投じられたフォークを右手ですくい上げ、左前にうまく落とした。
「その前の3打席が話にならないくらいダメだったので。なんとか最後打ててよかったかなと思います」
岡田監督は、
「あぁ、引っ張れと思ってたんだけどね。追い込まれたからね、難しいボールだったけど。ほんと、食らいついていくというかね。そういう姿勢がああいうヒットになったんじゃないかな。やっぱりね」
執念の一打で、今季5打点目。9試合ぶりのスタメン出場に応えた。

森下翔太は、19試合ぶりに6番で出場。6回に中前打を放ったが、8回無死一塁では左脇腹付近に死球を受けてうずくまり、場内は騒然となった。途中交代せず、
「ちょっと当たりどころが怖かったけど、なんとか(骨と)違うところに当たってくれた。大丈夫です。はい」

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●<巨人2-1阪神>◇4日◇東京ドーム
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■今四球から季初のサヨナラ負け。1-1で同点の10回一死満塁、5番手・島本浩也が中前適時打を浴びた。今季7度目の延長戦で初黒星を喫し、不敗神話が崩壊。投手は四球から崩れ、守備、走塁のミスも響き、今季初の同一カード3連敗の危機だ。佐藤輝が今季2度目のスタメン落ち。

岩崎優が、巨人打線に捕まった。1点リードの8回に登板。一死二塁のピンチで右前への同点適時打を許した。これで7回無失点の好投で降板した先発・西勇輝の勝ち星が無情にも消えた。

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●<巨人8-5阪神>◇3日◇東京ドーム
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■完敗。連勝3でストップ。いきなり“洗礼”を浴び、苦い今季初先発となった。門別啓人が、3回6安打6失点で降板を喫した。
「最後に決めるところが、甘く入ってしまった。変化球も落ち切らなかったり、キレも全然なかった」
岡田監督は、
「ちょっと(コースを)そろえすぎよな。もっと大胆にいかなアカンわ、腕振って。変化球ばっかり、ツーシームかなんか…。何で真っすぐ放らへんのやって言うたんや」
と指摘した。それでも19歳にとってはプロ2度目の先発マウンド。苦い初黒星を喫したが、
「いい経験になったんちゃう」
と、成長の糧にすることを願った。今後について、
「1回投げさす、下で」

大山が、今季初の1試合2本塁打を放った。

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▲<広島2-2阪神>◇1日◇マツダスタジアム
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■幸先良く先制も延長12回の熱戦の末に、引き分けに持ち込んだ。白星とはならなかったが、今季の延長戦はこれで6戦2勝4分けで負けなし。セ界の貯金を独り占め。8番手で登板した浜地真澄が12回一死一、二塁の窮地をしのいだ。4時間36分は今季チーム最長。
「四球2つも出して。あそこだけや。引き分けいうても、追いつかれてるからな」
7回に加治屋の2四球がきっかけで同点とされたが、リリーフ陣がリードを許さなかった。岡田監督は、
「漆原はランナー出したけど一番、安定して抑えとる」

先発・伊藤将司は、5回で今季最多107球をかけ、粘ってしのいだ。

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